驚愕!のキワモノスイーツを食べてみた 日経ウーマン
オムライスといえば……」
「ケチャップですかね?」
「カツ丼なら?」
「七味唐辛子、あと生卵の黄身とかあったら、うれしいかも♪」
「おいなりさんは……」
「やっぱり紅しょうがでしょう!」 と、こんな不思議な会話の後に呼ばれる「スイーツの試食会」って、何なんだ???
頭の中を「???」でいっぱいにしながら、ウーマンオンライン編集部近くの会議室に向かう。今朝は天気予報でも「絶好の半袖日和です」とお墨付きだった晴天なのに、別名「おしおき部屋」と呼ばれる会議室には窓がない。椅子も机もモロに会議室。ここで試食ぅ? 気分全然盛り上がらないんですけど?
などとブツブツ言っていたら、なにやら「お取り寄せ」っぽいパッケージが次々と運び込まれてきた。
オムレツ大好き男子(つまり、お子ちゃま男子)のハートを鷲掴み!
「まあ、最初は“お手柔らか”なところからいきましょうか?」と、担当N野記者が言いながら出してきたのは、どこから見ても立派な「オムライス」だ。
今、デパ地下のデリから買ってきましたという感じで、黒い皿にのって、透明のプラドームがかぶせてある。黄色い薄焼き卵の上に赤いソース、パラパラとパセリもかかっていて、色どり的にも美しい。
「あの……今日ってスイーツの試食会だよね?」
「そうなんです、じゃーんっ!」と、N野がナイフを入れると、中はケチャップご飯とは違う、キレイなピンク色。「これ、オムライス型のイチゴムースなんです!」
そう言われてみれば、底の方にはうっすらとスポンジケーキが。上にかかっているケチャップ風ソースは、よ〜く見るとイチゴのツブツブ。くんくん……イチゴのいい香りもする。
4つに切り分けてもらったオムライス型いちごムース、まずは薄焼き卵部分を確認。
「おおおお、普通の薄焼き卵だぁ!」
せっかく持ってきたんだからと、卵焼きのすみっこの方にケチャップをつけてみる。おお、間違いなくオムライスの味じゃ。じゃぁイチゴムース部分はどうかというと、これがうっとりするくらいフワッフワのいちごムース。薄焼き卵とも、もちろんイチゴソースとも相性抜群だ。
どこかに「難癖つけよう」と必死で探せば「やたらデカい」ということだろうか。なんといってもリアルサイズのオムライス。デザートやおやつに1個完食するには根性のいる大きさだ。
「これはパーティとかのデザートで“ジャーンッ!”と出すと盛り上がりますね。で、切り分けて食べる。子どもが喜びそう!」
そうか、そのテがあったか。これはもともとシャレのわかる広島の和菓子屋さん虎屋(もうすぐ創業400年だという老舗)が七五三の「子ども大喜び企画」として作ったもの。それが好評で定番化したのだとか。世の中、オムライス好きって多いからなぁ。
オムライス好き男子のお誕生日に「じゃあ、オムライス作ってあげよっか?」と食べさせ、食べ終わったところでバースデイケーキがわりにドドーンと出す、という作戦もアリかも。
虎屋のホームページを見てのけぞった。オムライスなんて序の口、この店「本物そっくりスイーツ」の宝庫なのだ。「うな重そっくりなミルフィーユ」ってのも、かなり気になる。
posted by terry at 09:28| 神奈川 ☁|
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